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暇つぶし?

頭の中を書く?

菜の花が揺れている。眩しいほどに黄色い。

風に身をまかせ、ゆらゆらと。

空は濁っている。晴れているのに。春ということか、と思う。

川沿いにちらほらと咲きだした。

その、かたまりで咲いている中に、一匹の猫を見た。

白くていい毛並みをしている。こちらを警戒している。

たぶん、犬が一緒だからだろう。

最近よく見る猫だ。

ときには、慌てて目の前を横切るときもある。

なるほど、猫はバックしない。ほぼ、猪突猛進。

わき目もふらず、一心不乱一直線に横切る。

でも、少しだけ遅い。

それはたぶん、やや太っているからなのであろう。

花粉の影響が大分なくなってきた。マスクなしでも歩ける。

マスクは、まるで大リーグボール養成ギブスのようだ。

非常に呼吸に負荷がかかる。メガネが曇る。

マスクがないだけでこんなに開放的になれるのだろうか、

というくらい歩くのが楽になる。

桜の木の枝に、小さい提灯のようなものが連なっている。

花見の準備だろうか。

その頃には人で賑わい、歩行が困難になるのであろうか。

諸事情により散歩のコースが変わったため、川沿いを歩いている。

前歩いていたところにも、盛大に桜があった。

当然、コースの変更は余儀なくされる。

当分は、このコースも歩けなくなるのかもしれない。

人混みをかき分けて歩くのは、苦手だ。

桜ははやく散ってほしい。桜が散れば、そこに群がる人たちも、

散る。

ボクは桜などより、菜の花の方が好きだ。

桜からほんの少しはなれたところに、沢山咲いているのに、

誰も見向きもしない。

かといって菜の花畑は、それはそれできっと混むのであろう。

菜の花が揺れている。その中に白い猫。

そこをブチの犬と、ダメな大人が通る。

はやく桜など散ってしまえ、と思いながら。