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赤い人

今日から三連休、春の暖かい日差しを浴びてゆっくり城めぐり、夜は映画三昧(*▽)

・・・と行きたいところだが、三連休の真ん中の19日にまた工事の起工式というビッグイベント、そして連休初日の今日は現地で全体リハーサル。

別に不平はありません。「仕事ですから。」と國村隼をまねた口調で言ってみます。

これから起工式会場のある石巻市に行かなければならないけれども、出張扱いなのでマイカーは禁止、JR仙石線の普通電車に1時間半ほど乗らなくてはならない。往復で3時間、明日も3時間。

電車の移動時間も長いので、車中で読書でもしようと、積ん読(つんどく:未読のまま積み重ねられている本)の中から、選んだのは吉村昭歴史小説「赤い人」。

明治十四年、多数の赤い衣の男たちが、北海道の石狩川上流へ押送された。

無報酬の労働力を利用し北海道の原野を開墾するという国策に沿って、送られてきた囚人であった。

「苦役ニタヘズ斃死」すれば国の支出が軽減されるという提言のもと、極寒の地で足袋も支給されずに重労働を課せられ、使い捨てにされていく囚人たち。

囚人と看守の敵意にみちた極限のドラマが展開する・・・という実録小説。

今日はなぜかこの本にとてもシンパシーを感じる。

(完)