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メモ:「大学附属病院等のガバナンスに関する検討会 とりまとめ」

記事を読んでも、どんな会議で検討されたのか、さっぱりわからないので探してみたら、「大学附属病院等のガバナンスに関する検討会」というのを昨年やっていたらしい。

「大学附属病院等のガバナンスに関する検討会 とりまとめ」

(略)

3 管理者(病院長)の資質や選任方法等

○ 医療提供の責任者である管理者(病院長)が医療安全等を確保し、病院運営に指導力を発揮する前提として、管理者(病院長)にはその職責を果たす上で最もふさわしい者が選任されることが必要である。

○ これまでの管理者(病院長)の選考では「当該学部の教授会の議に基づき、学長が行う」としている教育公務員特例法第3条に由来する慣行等から、医学部教授会等での選挙の結果がそのまま選考結果となる場合が多く、選考プロセスの透明性が必ずしも確保されてこなかった、学閥その他の内部事情に左右され、医療安全管理経験を始め管理者に必要な資質・能力の優劣を反映する結果にならないおそれがある、選任された管理者(病院長)が院内の各部門に配慮し、医療安全管理のために必要な改革に踏み込めないおそれがあるといった指摘がある。

○ 他方で、選挙を実施せずに管理者(病院長)を指名する場合であっても、指名に至る選考プロセス次第では、管理者(病院長)に最もふさわしい者が適切に任命されているとは限らないとの指摘もあったところである。

○ 具体的に学長等がいかなる選考手続を定め、どのように選考するかは、各大学のガバナンス構造等を踏まえつつ、学長等が定めるべき事柄であるが2、特定機能病院における医療安全確保の最終責任者たる管理者(病院長)については、選挙等による選任では医療安全管理経験を始め管理者に必要な資質・能力の優劣を反映する結果にならないおそれ等があるため、そうしたやり方によって選任するのではなく、以下のとおり、透明性が確保され、出身等を問わず、最もふさわしい管理者が選考されるプロセスによるべきである。

(ア) 各特定機能病院において、管理者(病院長)に求める以下の資質・能力に関する基準を要件として予め定めて公表する。

? 医療安全確保のために必要な資質・能力。具体的には医療安全管理業務の経験、患者安全を第一に考える姿勢及び指導力

? 組織管理能力など、病院の管理運営上必要な資質・能力。具体的には、当該病院内外での組織管理経験、とりわけ当該病院以外の病院における管理者経験など、高度な医療を司る特定機能病院の管理運営上必要な資質・能力

(イ) 広く候補者を募った上で、候補者が(ア)の基準に照らして適任かを、選考委員会といった外部有識者も含めた合議体で厳正に審査する。

選考委員会を設ける際には理事会等で委員を選定し、委員名簿や選定理由を公表する。

(ウ) (イ)を踏まえ、任命権者が自らの責任において選考を行い、その結果については、選考の過程、基準に照らした選考の理由とともに遅滞なく公表する。

上記3要件を満たす選考手続を採ることにより、明確な基準に照らし、病院関係者や外部有識者による評価を踏まえつつ、任命権者は選任することになる。

また、選考プロセスの透明性を確保することで、適正な選考であったかは事後的にも検証可能となることが期待される。

これにより、病院運営に指導力を発揮し、医療安全等を確保できる、医療提供の責任者として最もふさわしい者が各特定機能病院の管理者(病院長)に選任されることを強く期

待したい。

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/0000145059.pdf

「大学附属病院等のガバナンスに関する検討会」

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei.html?tid=331730

大学病院の「院長選挙」禁止へ

群馬大病院で10年以降、腹腔(ふくくう)鏡手術を受けた患者が、相次いで死亡するなど大学病院での重大事故を受け、厚労省は昨年、有識者を交えて大学病院の組織のあり方を検証。院長選出が「学閥」などに左右され、必ずしも能力を反映する結果にはならないと指摘された。